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『巫女と銃器とハルマゲドン』出版記念 著者直撃インタビュー【第2回】

2011年01月11日 13:13

今週末1月15日(土)に発売が迫ったスマッシュ文庫の新刊、
『巫女と銃器とハルマゲドン』の著者、木戸実験(きど・みのり)氏に
インタビュー(という名のお茶会)を行いました。

今日は【第1回】の続きです。

巫女口絵1

アモン:さて、そろそろ内容にふれますか。

木戸:そういや、まだふれてない気がしますね(笑)。

アモン:『巫女と銃器とハルマゲドン』は、企画書の時点から考えると、
もはや原型をとどめてないよね。
最初のタイトル覚えてる?

木戸:『前線都市、土管少女の夏』でしたよね。
ミサイル飛び交う街の空き地の土管に住む少女が、
父親を探しながらゆるい日常を送る、みたいな。
結局、要素としては「基地の街」と「父親不在」しか残らなかった。

アモン:どうしてそんな大旋回をしようと思ったの?
企画通ったって電話を入れたとき、
「全然違う感じにしていいすか」
とか言うからビックリしたよ。

木戸:世間でヒットを重ね続けるゆるい日常モノというジャンルが、
突然大嫌いになったんです。
なんででしょうね?
とにかく、ゆるい香りのするものを排除してしまいたかった。

アモン:で、『マッドマックス』と『トラック野郎』を「基地の街」に
つっこんだ伝奇バトルもの
になった、と。

木戸:もともと『トラック野郎』が大好きで、ライトノベルでできるんじゃ
ないかと思ってたんです。

アモン:単に、菅原文太を美少女に置換したものでも、
それなりに面白くなったと思うけど、そこにどうして『マッドマックス』を?

美凪1

木戸:そこはほら、持ち前の過剰装飾趣味というか、フォークよりも
ビッグバンドジャズが好きというか。
美少女で『トラック野郎』をやっただけでは、読者の想像の範疇じゃないですか。
もっと飾り立てて、読者に「なんだこれは!?」って思ってもらいたくて。

アモン:前作でもそんなこと言ってたよね。

木戸:「ねるの」は「美少女で本格ミステリをやりました」で終わりたくなくて、
ああなったんですよね。
でもあれを手にとったヒトの半数くらいが求めていたのが、まさに美少女で本格
ミステリをやっただけのものだったんですよね。
けっこう叩く人もいたけど、いいんです
過剰装飾が自分の作風だと思ってますから。

アモン:一読者としてコメントさせてもらうと、
前作がコラージュだとわかるように作った過剰装飾作品であるのに対して、
今回も過剰なんだけど、それを一本ガッツリとSF系伝奇バトルやってる中で
自然に混ぜてるから新しい感じがするし、木戸君得意の青春一人称で読後感もいい。

木戸:自分の作風でできるエンターテイメントってなんだろう、と知恵を絞ったので、
少しでも成功してるなら幸いです。
今回は、雑多に要素はこめたんだけど、それは背後に沈めたというか。
でもそれは、歴史的なブレイクスルーを持った作家が無意識下でやってきてること
なんですよね。
僕は非才なので意識しないとできないんですけど。

アモン:なるほど。
さて、少し話が抽象的になってきて、読者がついて来てるか心配だから、
そろそろ次の話題に移ろうか(笑)。

木戸:もの書き同士で呑むと、こんな話ばっかりですけどね(笑)。

 ※最終回に続く!


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